カテゴリー6のUTPケーブルの成端
いままで、ギガビットイーサネットの配線にはエンハンスドカテゴリー5のUTPケーブルを使っていたので、作成の簡単なコネクタ(パンドイットのMP588C)を使ってましたが、今回、カテゴリー6のUTPを試験的に使い始める事にしました。
通常、ツイストペアケーブルですから、8心がペアで撚ってあり、さらにペアが撚ってあります。
カテゴリー6ではさらに十字介在が入っています。
このケーブルは、日本製線のNSGDT6-PCです。
使用したコネクタは、パンドイットのSP688Cです。
まず、ケーブルにコネクタのブーツ部とガイド部を挿入しておきます。
十字介在を切り詰めて、ディバイダーにケーブルをはめます。
この時に、T568B結線の配列にあわせます。
配列はご存知の通り、Bなら裏側から見て左から
白橙、橙、白緑、青、白青、緑、白茶、茶
となります。
A結線では、橙ペアと緑ペアが入れ替わります。
両側同じ結線で作ればストレート、両側でABとすればクロスケーブルとなります。
揃えたら、斜めにカットして、ロードバー部を差し込みます。
向きに注意します。
挿入後に、斜めカットした部分をロードバーのツラでカットします。
綺麗にできました。
これを、ハウジングに挿入します。
この時に結線の確認をして、芯線が抜けていないか確認して、大丈夫なら奥まで押し込みます。
押し込んだら再利用はできません。
この後に、専用の圧着工具で圧縮します。
圧縮後、導通を確認します。
使用した測定器は、フルークネットワーク社のケーブルIQです。
性能品質は、オッケーです。
こんかい、初めてパンドイットのカテゴリー6コネクタを使用しましたが、率直な感想は…
面倒くさいw
慣れないととてつも無く時間がかかります。
逆に、作業の品質は、治具に合わせて挿入する形になるので、より戻しのバラツキなどは起きにくいと感じました。
目下の課題は、このコネクターの作業時間の短縮ですね。
尚、このコネクター、値段はエンハンスドカテゴリー5の三倍程度とかなり割高ですw
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