RTX1200設定 つるし状態からネット接続まで

ヤマハ ギガビットVPNルーター　RTX1200の設定についての記事です。

RTX1200を初期状態から、インターネット接続するのに必要な設定を記載します。


この場合、固定IPをプロバイダから割り振られていると想定して記載します。
たとえば、プロバイダから、
IPアドレス222.222.222.222/24　ゲートウエイ222.222.222.1、
DNS 8.8.8.8
であったとしたら、以下の設定を追加します。


まず、ルーターにログインします。
ログインパスワードを入力して、ログインすると
>
のプロンプトが表示されます。
通常の権限のプロンプトです。


設定を追加するには特権モードに入る必要があるので、
>administrator

これでパスワードを入力すればOKです。

> adadministrator
Password: 1012335
#


こんな感じです。
#が特権モードのプロンプトです。

特権モードでコマンドを投入します。



以下設定入力（順不同）


ip routing on
・これでIPルーティングを可能にします。

ip route default gateway 222.222.222.1
・デフォルトゲートウエイを設定します。

ip lan1 address 192.168.100.1/24
・LAN1（内向き）にポートアドレスの設定をします。

ip lan1 proxyarp on
・IP ProxyARPを有効にします。

ip lan2 address 222.222.222.222/24
・LAN2（外向き）にISPから割り振られたIPを設定します。

ip lan2 nat descriptor 1
・LAN2（外向き）にIPマスカレード（NAT）の設定を適用します。

nat descriptor type 1 masquerade
nat descriptor address outer 1 222.222.222.222
nat descriptor address inner 1 192.168.100.1-192.168.100.102
nat descriptor masquerade static 1 1 192.168.100.1 tcp 1723
nat descriptor masquerade static 1 2 192.168.100.1 gre
・IPマスカレード（NAT）の設定を確立します。
下二行は、VPN接続の際に必要となります。（しない場合不要）

dhcp service server
dhcp server rfc2131 compliant except remain-silent
dhcp scope 1 192.168.100.2-192.168.100.102/24
・DHCPサーバのサービスを有効にして、割り当て範囲を設定します。

dns server 8.8.8.8
・DNSのアドレスを設定します。



最低限これで動きます。



login password パスワード
・ルーターログインのパスワード設定をします。

administrator password パスワード
・ルーターの特権ユーザのパスワード設定をします。

console character ascii
・コンソールの文字コードを決定します。

console lines infinity
・コンソールの改ページ行数を設定します。（Infinityは改ページしない）

console prompt ＊＊＊
・コンソールのプロンプトの設定（表示文字列）をします。


これであらかたOKだと思います。
細かい設定はまた後ほどｗ